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留学先:Oregon Health & Science University, アメリカ, オレゴン州ポートランド

 

研究室Department of Neurology Balance Disorders Laboratory(PI:Martina Mancini, PhD)

 

留学期間:2022年8月22日〜2022年9月21日

 

留学資金源:埼玉発世界行き奨学金 浦和競馬チャレンジ奨学金 短期コース (50万円)

 

 私は,2022年8月22日からの1ヶ月間,Oregon Health & Science University の Balance Disorders Laboratoryに留学しました.

1ヶ月の留学期間は, 何をするにも新たな環境や文化に飛び込む勇気が必要でしたが, それぞれの挑戦が成長と学びをもたらすことを, 身をもって体験しました. 私は今回の留学で初めて1人で飛行機に乗り、さらに初めて海外へ足を踏み入れました。日本を出るという経験をしたことがなかった自分にとって、研究室での体験や海外での生活、そして海外の人々との交流はすべて刺激的で、非常に貴重な経験ができたと感じています。

 

【研究室での体験】

 この留学の目的の1つは, 海外のリハビリテーションの現場や研究の世界に触れ, 自身の専門知識や能力を向上させるとともに,日本との違いを客観的に把握しする機会を得ることでした.

 私の留学先の研究室は主にヒトのバランス障害に焦点を当て, 臨床研究から神経科学, 運動学等, 様々な側面からバランス障害の要因について研究をしていました.病院の隣接した大学であり, 患者を対象とした計測も多々行われていました.1ヶ月間留学して感じた研究室の印象は,同時進行で様々な研究が行われていることです.研究室全体としてはバランス障害という一つの問題に焦点を当てながらも,研究の背景は全くことなり,研究室のメンバー各々が自分の強みを持って別の研究が同時進行で行われているようでした.対象者も健常な子供から高齢者,パーキンソン病や前庭機能損傷患者まで様々でありました.

 私が主に関わった研究室メンバーは12人でしたがそれぞれが自分の研究を進め,MRIや脳波, 運動学的データなど扱うデータや計測機器も様々であり,各々が自身のメインとなる研究についての知識をもち,その他のメンバーは研究内容については細かく理解することはないながらもメンバーそれぞれが研究の計測手伝い効率的に研究が進行している印象でした.私自身,計測の手伝いや解析方法について教わる中で,質問した際には「それは私にはわからないから彼に聞いたほうがいい」という回答をされることも多々ありました.メンバー間は全く異なる手法の研究をしながらも適切な計測方法を実施し,効率的に研究を進めている背景としてフォーマット作成とその共有が行われるなど,それぞれの強みを作り質の高いものを目指しながらも, 研究室全体として効率的な研究の進行につながるシステム作りがされていると感じました.

【海外の人々との交流】

 留学の目的の2つ目としては海外の文化や習慣に触れるとや海外の人とたくさん話し,コミュニケーション能力の向上させることとしました.

 私は留学の1ヶ月間,大学に隣接した学生寮に住んでいました.この寮では様々な国籍の大学院生が生活しており、理学療法のみでなく作業療法、医学など様々な分野の学生が暮らしており,日用品や電化製品, キッチンを共用で使えるような仕組みとなっていました.生活する中で顔を合わせることも多く,常に英語でのやり取りが必要となる環境でありました.相手からの話はかろうじて理解できたつもりでも、自分が伝えたい言葉が出てこないことに苦しむことばかりでしたが,自分が困った時は英語で伝えて助けてもらうしかないという環境であったため、無理やりにでも英語を発していました.初めは話しかけ方苦戦し, 寮の中に関わらず, 研究室や外出先でも周り人がどのように話しかけているのかを観察するところから始め, 真似をしていました. 話しかけたはいいもののその後の言葉が出てこず行き詰まることもありましたが, 伝えたいことがあるという意思表示をすることの大切さを実感する機会となり, 徐々に英語で声をかけることに対するハードルが下がっていきました.

 不得意ながらもコミュニケーションをとったことによる素敵な出会いや, 経験がたくさんありました. 寮では夜間学生同士の会話はテンポも早く内容をほとんど理解できないことがほとんどでしたが, 寮の学生との会話の中で新たな紹介を得て, 医学生と仲良くなり週末に観光名所に遊びにいくなど, 研究室に留まらずたくさんの新たな出会いがありました.様々な出会いから日本との違いとして感じたことが, 多国籍の人がともに生活する環境への受け入れがあることです.研究室のメンバーにおいても, 寮の学生においても国籍は様々でそれが当たり前となっているように感じました.

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1ヶ月の留学という短い期間でありましたが, 海外に行くこと, 日本人がいないこと, 日常的な英会話, 海外の友達, 海外での研究,・研究機器全ての経験が新しく, 新鮮で何をするにもハードルが高いと感じるものばかりでしたが, 実際に経験し自分にもできるという新たなきづきが生まれる機会となりました.

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